禁煙外来
禁煙外来

「禁煙は何度も挑戦しているけど、つい吸ってしまう」、「仕事や家庭のストレスでついタバコに手が伸びてしまう」──これまで多くの禁煙希望の方を診察してきましたが、タバコをやめるのは容易ではありません。タバコには強い依存性があり、自分の意思だけではなかなかコントロールできない「ニコチン依存症」という病気だからです。タバコがやめられないのは病気だと言う認識が禁煙外来の第1歩になります。
当院の禁煙外来では、医学的根拠に基づいたプログラムで、禁煙したい方をしっかりとサポートします。禁煙は肺や心臓、血管など全身の健康に大きな効果があり、早期に始めることで生活習慣病や呼吸器疾患の予防にもつながります。
タバコの煙には200種類以上の有害物質が含まれ、喘息を悪化させる他、COPDや肺がん、心筋梗塞、脳卒中など命に関わる病気を引き起こします。さらに美容の面でも老化を早め、歯周病や肌のしわ、髪のダメージなども引き起こします。また、喫煙によって周囲の家族や職場の方にも「受動喫煙」やタバコを消した後に残留する化学物質を吸入する「残留受動喫煙(サードハンドスモーク)」の害が及びます。
以下すべてに当てはまる方は健康保険を使って禁煙治療を受けることができます。
| ニコチン依存症判定テスト:TDS | はい 1点 |
いいえ 0点 |
|---|---|---|
| 問1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか | ||
| 問2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか | ||
| 問3.禁煙したり本数を減らそうとした時に、タバコが欲しくて欲しくてたまらなくなることがありましたか | ||
| 問4.禁煙したり本数を減らそうとした時に、次のどれかがありましたか(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、憂、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手の震え、食欲または体重増加) | ||
| 問5.問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか | ||
| 問6.重い病気にかかったときに、タバコは良くないと分かっているのに吸うことがありましたか | ||
| 問7.タバコのために自分に健康被害が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか | ||
| 問8.タバコのために自分に精神問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか | ||
| 問9.自分はタバコに依存していると感じることがありましたか | ||
| 問10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか | ||
| 5点以上の方はニコチン依存症と判定されます | 合計 | |
※ご不明な方はお気軽にご相談ください。
タバコを1日1箱吸う方の場合、12週間で約45,000円になりますので、半額以下で治療を受けることができます。
通院回数
全5回(初診+2週・4週・8週・12週)
費用目安
3割負担の方で合計13,000〜19,000円程度
当院では、科学的根拠に基づいた「12週間の禁煙プログラム」を実施しています。
呼気一酸化炭素(CO)測定
胸部レントゲン、肺機能検査(肺年齢のチェック)
ニコチン依存の問診チェック
禁煙補助薬(飲み薬または貼り薬)の処方
専門医によるフォローアップ(全5回)
自力で禁煙に成功するのは10%程度といわれていますが、禁煙外来を活用することで成功率は70%近くまで高まります。

(日本医師会HPより)
※当院は現時点でオンライン診療に対応しておりません。
当院では以下の薬剤を採用しています
| 薬剤名 | 特徴 |
|---|---|
| チャンピックス | 飲み薬。効果が高く依存症状を抑えやすいが副作用もやや多い |
| ニコチネルパッチ | 貼り薬。副作用が少なく使いやすいが、効果はややマイルド |
チャンピックスとニコチネルの処方の流れ作図:準備中
※妊婦さんや心疾患のある方は使用薬剤により制限が出る可能性があります。
※禁煙治療は途中で中断せず最後まで受けきることが成功のカギです。
再度禁煙外来を受診することは可能です。ただし前回の禁煙外来の初回診察日から1年が経過していないと自費診療となってしまいますのでご注意ください。
禁煙はいわゆる「根性」で達成できる人は少ないです。医療の力を借りることで、より高確率に卒煙へと導くことができます。当院では「本気でやめたい」と言う気持ちのある患者さんに薬物療法と行動療法を組み合わせて禁煙を支援します。
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