歯科医院との連携について
歯科医院との連携について

睡眠時無呼吸症候群の診療において、歯科は重要な役割を担っています。医科(診断・治療方針の決定)と歯科(口腔内装置の製作・管理)がそれぞれの役割を分担し連携することで、より効果的な治療が可能になります。当院では、口腔内装置治療を積極的に行っている歯科医院と連携し、患者さんにとって最適な治療が受けられる体制を構築しています。
歯科診療では、舌の位置や顎の形、口腔内の広さなどを直接確認できるため、睡眠時無呼吸症候群が疑われる身体的特徴に気づきやすいという利点があります。
例:
これらは閉塞性睡眠時無呼吸のリスク因子であり、歯科での早期発見が適切な検査・治療につながる第一歩となります。
医科で睡眠時無呼吸と診断され口腔内装置が適応と判断された場合、装置の製作・調整は歯科医師が担います。
マウスピース治療後の患者さんに良く聞かれる質問の1つに、「マウスピースをしているが本当に効果が出ているのか?」という点があります。装置が効果的に働いているかを確認するために再度睡眠検査を行うことが重要です。当院ではマウスピース装着下での検査にも対応しておりますので、歯科クリニックからの紹介により検査を行い、その結果を歯科クリニックへフィードバックすることで、より効果的で精度の高い治療を受けることが可能になります。
当院は睡眠検査の結果、CPAPよりもマウスピースの適応となった患者さんについて、口腔内装置の作成を積極的に行っている歯科医院をスムーズに紹介できるよう近隣の複数の歯科医院と連携をとっております。



いちかわ歯科
JR 埼京線 中浦和駅 徒歩8分 / JR 埼京線・武蔵野線 武蔵浦和駅 徒歩14分
※駐車場7台完備
マウスピース治療をご希望の場合、まずは医科で睡眠検査を行い、マウスピースの適応があるかを確認する必要があります。適応があれば当院から歯科への紹介状をお書きしますので、一度当院にご相談ください。
個人差があり、やってみないとわからない部分も大きいですが、軽症から中等症の患者さんにはAHIや日中の眠気の改善が認められる患者さんが多くいらっしゃいます。一方で約30%の患者は十分な改善が得られず、また長期的に使用すると体型や重症度の変化などもあり徐々に効果が乏しくなるとの報告もあります(Vecchierini MF. et al. J Clin Sleep Med.17(8):1695–1705, 2021)。
健康な歯が少ない方、抜けそうな歯がある方、顎関節症のひどい方はマウスピースの装着が難しいです。最終的には歯科で一度御相談の上で、作成するか判断してもらうことになります。
型取りから装着までおおよそ2〜4週間が目安です(歯科クリニックの混雑状況等で前後します)。費用は保険適用のものであれば1~1.5万円程度です。
装着直後は顎関節の違和感や痛み、歯の圧迫感、唾液の増加などが見られることがありますが、多くは数日〜数週間で慣れます。必要があればマウスピースの調整(フィッティング)が行われます。
装着下で当院で再度睡眠の検査を行い、いびきや無呼吸の改善を確認します。
当院は、睡眠時無呼吸症候群の医科歯科連携に積極的に取り組んでおり、相互紹介を基本とした地域連携を推進しています。睡眠検査データの共有、OA適応時の迅速な紹介、OA⇔CPAPの変更など、医科歯科連携にご興味のある歯科医の先生はぜひご連絡いただければと思います。また歯科からの逆紹介(「睡眠時無呼吸症候群が疑われる患者さんの精査依頼」)も随時受け付けておりますので、よろしくお願いいたします。
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