1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数が大きく減少しました。変化率では、CPAP未使用群で約50.7%、CPAP併用群で約58.7%の改善でした。
減量によって、SASと全身の健康改善を目指します
適切な減量は、無呼吸の改善に加えて、睡眠の質や生活習慣病など全身の健康改善にもつながります。
※減量効果や睡眠時無呼吸症候群の改善には個人差があります。
「痩せたい」を、
より健康に過ごすための治療へ。
体重を減らすことだけがゴールではありません。睡眠時無呼吸症候群の改善に加えて、睡眠の質、生活習慣病、心臓や血管への負担を見直し、減量後の体重をできるだけ長く維持することまでを大切な治療目標としています。
減量によって、
SASそのものの改善を目指します
肥満が睡眠時無呼吸症候群の大きな原因となっている方では、首や舌の周囲の脂肪が減ることで気道が広がり、無呼吸が改善する可能性があります。
ゼップバウンド®とは?
GIPとGLP-1という2つのホルモンの働きを利用した、週1回の注射薬です。食欲を抑え、食事量を減らすことで体重減少をサポートします。
食欲を抑える
GIP・GLP-1の働きを利用し、食欲や食事量の減少を助けます。
週1回の注射
2.5mgから開始し、効果と副作用を確認しながら医師が用量を調整します。
体重減少をサポート
食事・運動・栄養サポートと組み合わせ、無理のない減量を目指します。
SASにも好影響
肥満を伴うSASでは、体重減少とともに無呼吸の改善が期待できます。
体重が減るとともに、
睡眠時無呼吸の改善も示されています
肥満を伴う中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群を対象としたSURMOUNT-OSA試験では、ゼップバウンド®による52週間の治療で、体重減少とともに睡眠時無呼吸の重症度(AHI)にも大きな改善が認められました。SASが十分に改善した場合には、睡眠専門医による再評価のうえ、CPAPの必要圧の調整や離脱を検討できる可能性があります。
※ 2.5mg~7.5mgの投与量で同じ効果が得られることを示したデータではありません。
52週間で、平均して体重の約2割に近い減少がみられました。体重減少は気道の狭さを改善する一つの要因になります。
AHIが5未満、またはAHIが5〜14で日中の眠気が軽い状態に到達した方の割合です。CPAP併用群では約2人に1人が到達しました。
このデータが意味すること
ゼップバウンド®は、単なる体重減少だけでなく、肥満に関連する睡眠時無呼吸症候群そのものを改善する可能性が示された治療です。
当院では減量後の状態まで評価します
- 日中の眠気や睡眠の質の確認
- CPAP使用状況と残存AHIの確認
- 必要に応じた睡眠検査
- 管理栄養士によるリバウンド予防
当院の3つの特徴
睡眠専門医・総合内科専門医の視点から治療
体重だけではなく、無呼吸の重症度、日中の眠気、血圧、睡眠の質、生活習慣病などを総合的に確認します。CPAPを使用中の方は、必要に応じてCPAPデータも評価します。
管理栄養士がリバウンド予防をサポート
薬を中止した後に体重が再び増える方は少なくありません。オンライン管理栄養士による継続的な栄養相談をご案内します。
減量後もCPAPと睡眠を再評価
体重が減っても、CPAPを自己判断で中止することはできません。十分な減量が得られた場合は、症状やCPAPデータを確認し、必要に応じて睡眠検査を行います。
このような方にご相談いただけます
睡眠時無呼吸症候群がある
中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(AHI≧15)と診断されている方。
CPAPを続けられない・できれば避けたい
CPAPがうまく続けられない方、CPAPを勧められたが減量によるSASの改善を目指したい方。
CPAPを続けながら減量もしたい
CPAPの効果を感じており継続したいが、減量して生活習慣病などのリスクも防ぎたい方。
BMIが27以上
肥満が睡眠時無呼吸症候群の悪化に関係していると考えられる方。
治療前に医師が安全性を確認します
睡眠検査結果、体重、既往歴、服用中のお薬などを確認します。患者さんの状態によっては、ゼップバウンド®による治療が適さない場合や、事前に追加検査(自費)や専門施設への紹介が必要となる場合があります。
治療の流れ
自費診療を予約
保険診療とは別日に、自費診療専用枠をご予約ください。
初回診察
睡眠検査、BMI、CPAP、持病、服薬状況などを確認します。
自己注射指導
効果、副作用、注射方法、保管方法を分かりやすく説明します。
2.5mgから開始
週1回の注射を開始し、原則約4週間ごとに状態を確認します。
用量を調整
効果と副作用を確認しながら無理のないペースで増量を検討します。
栄養サポート
管理栄養士がオンラインで継続的に食事や体重維持をサポートします。
睡眠・健康を評価
SASの状態、睡眠の質、体重、血液検査などを確認し、治療効果を総合的に評価します。
減量後の維持を相談
治療継続や用量、食事・運動を一人ひとりに合わせ、減量後の体重維持まで考えます。
減量後の体重維持までが治療です
薬をやめると食欲が戻り、体重が再び増えることがあります。
ゼップバウンド®中止後は、リバウンドすることがあります
ゼップバウンド®は食欲を抑え、体重減少を助ける薬です。中止すると食欲が戻り、体重が再び増える方も少なくありません。
そのため当院では、薬を使用している期間だけでなく、減量後の体重を維持することも大切な治療目標と考えています。
- 無理なく続けられる食事量の調整
- たんぱく質不足や筋肉量低下の予防
- 外食・間食・停滞期の対処法
- 薬を減らす時や中止した後の食事管理
保険診療と当院の自費診療
| 項目 | 🟦 保険診療 | 🟧 当院の自費診療 |
|---|---|---|
| 受診施設 | 国が定めた施設要件を満たす医療機関(全国で1%) | 当院で受けられます |
| 治療開始まで | 投与前に治療施設で3か月以上の食事・運動療法が必要です | 一律の待機期間はなく、診察後に医師が開始時期を判断します |
| 栄養指導 | 開始前・治療中に、決められた頻度で管理栄養士による指導が必要です | 月2回、自宅でオンライン栄養相談が受けられます(土日も可)。 |
| 睡眠検査 | 決められた時期にPSG検査による評価が必要です | 症状、体重、CPAPデータなどを確認し、必要に応じて行います |
| 投与期間 | 原則として最長52週間です | 一律の上限はありません。効果、副作用、睡眠時無呼吸症候群の状態、費用、患者さんの希望を確認しながら継続の必要性を判断します。 |
| 費用 | 健康保険の自己負担割合に応じます | 診察料・薬剤費などは全額自己負担です |
※当院ではゼップバウンド®による本プログラムを自費診療として実施します。保険診療を希望される場合は、保険適用条件および施設要件を満たす医療機関での治療が必要です。
睡眠時無呼吸症候群 体質改善サポートプログラム(すべて税込)
ゼップバウンド®による減量治療を、医師の診察・定期採血・管理栄養士が継続的にサポートします。
初診料
診察・治療説明・自己注射指導を含みます。
※初診料はプログラム料金とは別途必要です。診察の結果、治療を開始しない場合や適応とならない場合にも初診料がかかります。
1か月プラン
1か月単位で始めたい方に
3か月プラン
継続して取り組みたい方に
1か月あたり 約13,300円
6か月プラン
長期的に取り組みたい方に
1か月あたり 12,500円
プログラム料金に含まれるもの
原則4週間ごとに、体重・副作用・治療効果を確認し、増量や継続を判断します。
ご自宅などからオンラインでご相談いただけます。減量中の食事だけでなく、治療後の体重維持まで見据えてサポートします。
肝機能・腎機能・糖代謝・脂質などを確認します。検査時期や項目は医師が判断します。
体重の変化を確認しながら、無理のない減量を目指します。
※プログラム料金にゼップバウンド®の薬剤費は含まれません。使用する用量に応じて、下記の薬剤費が別途必要です。
ゼップバウンド®薬剤費(4本・4週間分)
| 用量 | 料金 |
|---|---|
| 2.5mg | 21,000円 |
| 5mg | 34,000円 |
| 7.5mg | 43,000円 |
| 10mg | 52,000円 |
| 12.5mg | 58,000円 |
| 15mg | 64,000円 |
開始月(2.5mg・1か月プラン):39,500円
初診料3,500円+プログラム15,000円+薬剤費21,000円
※薬剤は原則として返品・交換はできません。
FAQ
薬をやめるとリバウンドしますか?
中止後に食欲が戻り、体重が再び増える方は少なくありません。当院では管理栄養士による食事サポートや、維持期の生活習慣の見直しを重視しています。
栄養相談はプログラムに含まれますか?
はい。管理栄養士によるオンライン栄養相談を月2回、プログラム料金に含めています。ご自宅などからオンラインでご相談いただけます。減量中の食事だけでなく、減量後の体重維持まで見据えてサポートします。
すぐに治療を始められますか?
保険診療では、投与前に治療施設で3か月以上の食事・運動療法が必要です。当院の自費診療では、このような一律の待機期間は設けていません。睡眠検査結果、服薬内容、既往歴などを確認し、安全に使用できると判断した時点で治療を開始します。
どのくらいの期間続けますか?
自費診療では、投与期間に一律の上限は設けていません。体重などの治療効果、副作用、睡眠時無呼吸症候群の状態、費用などを総合的に確認し、患者さんの状態やご希望も踏まえながら、治療継続について判断します。
主な副作用は何ですか?
吐き気、胃もたれ、食欲低下、便秘、下痢、腹痛などがあります。強い腹痛、繰り返す嘔吐、水分がとれない、黄疸、呼吸困難などがある場合は、早めに医療機関へご相談ください。
減量後の睡眠と健康について
減量すれば、CPAPをやめられますか?
可能性はありますが、減量すれば必ずやめられるわけではありません。睡眠時無呼吸症候群には、肥満だけでなく骨格や気道の形なども関係します。十分に減量した後、症状、CPAPデータ、必要に応じた睡眠検査でSASが十分に改善していることを確認したうえで、CPAP離脱が可能か慎重に判断します。
CPAPを続けることになっても、減量する意味はありますか?
はい、十分にあります。減量は睡眠時無呼吸症候群だけでなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝などの予防・改善や、心臓・血管への負担軽減にもつながります。治療の成否は、CPAPをやめられるかどうかだけで判断するものではありません。
睡眠時無呼吸症候群を体重から見直してみませんか?
ご希望の方は自費診療枠をご予約ください。保険診療でCPAP管理中の方は、ゼップバウンド®の自費診療を保険診療とは別日にご予約・ご受診いただけます。
自費診療を予約する電話予約の場合、予約時に「睡眠時無呼吸症候群に対するゼップバウンド®自費診療を希望」とお伝えください。